漆喰や珪藻土にも有害なものがあるので注意が必要です!
2022/11/28
最近日課になっている畑ですが、やりはじめた一つの動機が自分で育てた白菜と水菜で鍋をする!ことでした。
なかなか結球せずに葉っぱが固くなってきたので収穫しましたが、やはり少し固い白菜でした。何事も経験ですね。
けれど自分で育てた野菜が入った鍋を食べるのはお酒が進みます。(笑
さて今日は漆喰のお話です。
何度かブログにアップしていますが、漆喰と言っても色々あります。なんか良さそうだからなんとなく漆喰にしようという方は要注意です。
漆喰でも化学接着剤が入っているものがほとんどですので、化学接着剤が入ってないか確認することをお勧めします。今人気の珪藻土などもそうですが、かなりの接着剤が入っているものもあります。
せっかく体に良いと聞いて使ったらシックハウスになったという方もいます。ビニルクロスの方が安全だったということにもなりかねません。
簡単な確認方法はサンプルを取り寄せてライターであぶってみるわかります。化学接着剤が入ったものは黒い煙が出ます。
漆喰の原料は石灰岩が主成分です。石灰岩は海の底で積もった貝殻やサンゴの死骸が堆積して長い長い年月を経て石になったものです。その石が高温高圧下にあれば大理石になります。だから大理石もその成分は同じです。貝殻やサンゴでも漆喰をつくることが出来ますが、その成分のほとんどがカルシウムです。
これを1500度程度の高温で焼いて、生石灰というものにします。これに水を加えて水和反応をさせれば消石灰(水酸化カルシウム)になり。これを脱水すると漆喰の元となります。これにスサ(糸くずなどの繊維)やぎんなん草(階層)を混ぜて、割れにくい漆喰にします。ほとんどのものは化学接着剤が入っているので漆喰の本当に良い性能が失われてしまいます。
珪藻土は珪藻(植物性プランクトン)が死んで殻が海底に沈殿して長い年月をかけて積み重なって化石化したものです。今ではあまり見かけなくなりましたがさんまを焼く七輪(ひちりん)は珪藻土(けいそうど)を使用しています。
サンマを焼くと最高においしいです!けれど外に雨ざらしにしたらぼろぼろになってしまいます。その欠点を補うために化学接着剤で固めているものがほとんどです。吸湿性が良いということで浴槽マットが人気で使用されています。けれど珪藻土は漆喰より固めるのが難しいので、自然素材のみを使った珪藻土は本当に少ないのが現状です。
漆喰や珪藻土は消臭効果、除湿効果、防火性、など優れた性能をどちらとも持っています。耐久性、アレルギーの人への影響を考えると漆喰に軍配があがるかな?(あくまで私見です。)漆喰や珪藻土を新築やリフォームで考えている方は参考にしてみてください。
ではまた!