注文住宅で地震に対する備えは耐震等級よりも免振性、制震性が大切なのでは?
2022/12/08
最近めっきり寒くなってきて、畑に行く機会も少なくなりました。今日の収穫はじゃがいも、レタス、ミニトマト、かぶ、だいこん、青梗菜です。
まだまだ未熟者でたいした野菜が出来ませんが、収穫は嬉しいものです。(笑
今日は緑区で進んでいる障がい者施設へ金物検査です。金物検査というものは、図面どおりに柱や梁を補強する金物が付いているかのチェックです。住宅と違って規模が大きいため検査の時間も住宅の4倍ほど時間がかかりました。
阪神大震災が起きた後に、木造建物の継手(つぎて)や仕口(しぐち)に接合部の金物が強化されました。法改正があってからがちがちの金物ばかりの建物となりましたが、はたして地震に対して本当に良いのだろうかと思います。
国の基準ですと、がちがちの家になるように耐震等級ばかりを重きを置いていますが、建物の免振・制震を考えることの方が大切に思います。
昔からある日本建築は免振性も考慮されていました。免振・制震というのは地震の横揺れに対して揺れながら力を軽減させる建物の粘り強さです。新築をご検討されている方で予算があれば、免振性・制震性を上げることも検討されると良いかと思います。
地震は何度か余震がある場合があります。1回目で建物が大丈夫でも、2回・3回と続けて来た時に対応するために免振・制震を上げることは有効です。
免振構造は基礎に免振装置を付けてその上に建物を建てるために比較的高いですが、制震構造でしたらお値打ちに出来ます。弊社ではおおよそ30万~50万で可能です。それで安心感が得られるのであれば、ご検討する価値はあるかと思います。
ではまた