無垢のフローリングはSDGsの考えにつながる。
2022/09/19
先回合板フローリングと無垢材フローリングのお話をしました。
今回も無垢材のフローリングのお話です。
合板フローリングは床に汚れが付いた時に拭きやすさがあります。無垢材のフローリングも石鹸を付けた濡れタオルでゴシゴシと擦り付けるように拭くときれいになります。もともと合板はサッシの近くの当たりから、表面がフケのようにはがれてきたりペロリとめくれる場合があります。そして張り替えが必要となります。当たり前ですが、将来余計な出費となります。
無垢のフローリングはどうでしょう?10年15年するとだんだん艶が出てきて、30年~50年経つとほぼこげ茶色の味のある色になっていきます。経年変化ですが、最近は無垢材を「経年美化」と呼んだりするそうです。では合板はどうでしょうか?間違いなくと言っていいのですが50年もすると底が抜けているでしょう。
先日お客様の洗面所のフローリングを張り替えて欲しいとのことでお伺いしました。みごとなくらい底が抜けて床が見えていましたが、やはり合板のフローリングでした。つまり無垢のフローリングは骨董品のようになりますが、合板はゴミにしかなりません。法隆寺や古来の仏像も無垢材が使われています。50年どころではなく何百年も経っています。
今はやりのSDGsの考え方そのものですが、日本人が本来持っていた物を大切にする心です。長持ちする材料を使って、物を大事に使うことを後世まで伝えていきたいものです。
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ではまた