イベントで驚かれる月齢伐採の木について
2019/10/11
今晩は はるです
毎回イベントで一番驚かれるのが月齢伐採の木についてです。
今まで何回かブログでお話していますが,簡単に説明すると
月齢伐採の木とは秋から冬にかけて(10月〜2月)の下弦月の時に伐採された木を、山で何ヶ月か葉枯らし乾燥をした天然乾燥の木のことを言います。
この写真は同じ時期に伐られた木を杭にして、一定の時期地中に打ち込んだ物を取り出しものです。
左が満月の日に伐った木で右は新月に近い日に伐採された木です。
写真だとわかりづらいですが、何が違うかと言うと左の満月に切られた木はシロアリにかなり食べられています。
木の伐る時期によって木の強さが変わることをお話すると皆さん驚かれます。
「何でそうなるの?何が違うの?」たくさんの方が同じ質問されました。
大学の研究結果で一つの原因として結論が出されているのは、でんぷん質の量が違うからということでした。満月の木はでんぷん質が多いのです。
だからシロアリに食べられやすい。
シロアリはこんな感じです。
家の柱、梁が重要なのはお分かりと思いますが、どんな木が使われいるかを気にする方は本当に少ないです。
耐震性については気にしますが、住宅を建ててからどれだけシロアリ、腐朽菌に侵されない家を建てることを気にする方は少ないです。
外来種のカンザイシロアリの問題がクローズアップされてきました。ここでは説明は割愛しますが、とんでもないシロアリです。
家をお考えの方は予算もあるかと思いますが、予算が許されるならば是非検討して頂きたいと思います。
詳しいことが聞きたい方はお電話ください
ではまた!