あらわしの柱、梁は歴史を感じます。
外壁は板張りを撤去し土壁を残しその上から炭化コルクを建物全体を包み漆喰で仕上げました。
大きな土間があったスペースを利用して玄関収納を設けました。
既設の障子は綺麗にして再利用しています。
階段の位置を変えてLDKをつなぎ、2階の床を無くして吹き抜けとしました。開放的な明るい大きなと空間としました。
リビングには子供たちが勉強したりするカウンターを設けました
2階の物入だった場所を多目的スペースとしました。
低い天井を撤去して、天井裏の梁をあらわしにして大きな空間としました。
デザインの良かった正面の建具はきれいにして再利用しています。
玄関が明るくなるように、玄関上部にハイサイドライトの窓を付けました。
天井は昔のままの梁と無垢板をあらわしとしています。
縁側はひなたぼっこするには最高です。
吹き抜けに面した2階の多目的室は明るくするために窓を設け、そしてリビングに光が落ちるようにしました。
2階の多目的室には洗濯物が干せるスペースとトップライトを設けました。
2階には新たに洗面を設けました。
御夫婦とお子様(男の子+女の子)2名の家族4人のおうちです。
おじい様が建てた大切な家をリノベーションです。
築60年弱の古民家としては新しい方ですが柱、梁は今ではなかなか手に入らない材木を使用していました。
驚いたのは屋根の母屋はこの家が建つ前のひいおじいさんが建てた茅葺屋根の家の材木を再使用してるとのことでした。
昔の人がこういう所にも物を大切に使っている心には感銘を受けました。
最初は新築にするかリノベーションにするか悩んでいたお客様でしたが、リノベーションをお勧めしました。
暗い室内空間をどれだけ明るく、暖かく、機能性を持たせるかを考え提案しました。
アンティーク性のある心地よい空間となりました。