
片流れの石屋根は屋根を薄く見せてシャープな建物の印象としています。外壁は漆喰を使用しています。玄関部分は道路からの視線を隠すために杉の竪格子を付けています。

LDと玄関の間にある2本扉の高さ2.4Mある引戸を開けるとLDと玄関が一体となった大きな空間となります。

大きな土間玄関はお施主様のご要望です。勾配天井にしますので、玄関は解放感があります。

急なお客様との会話を楽しむために、椅子とテーブルを玄関土間に置いておしゃべりを楽しみたいとのお施主様のご要望でした。土間にはミニキッチンを設置しました。

玄関を明るくしたいとのお施主様のご要望で東側のシューズクロークから朝日が入るようにハイサイドの窓を設けて、シューズクロークの壁は2Mほどにして玄関ホールに光が入るようにしています。

勾配天井のリビング・ダイニング。仕上げは無添加住宅仕様です。壁と天井は漆喰、床は無垢のパイン材を使用しています。

リビング、ダイニングの壁の一部はタイル調に漆喰を塗りました。タイル調の陰影がワンポイントとなり良い感じです。

リビング横の洋室の3本引き扉を開き和室の襖を外すと玄関ーリビングー洋室ー和室と空間を一体的に使用することができます。

洋室の3本引きの扉を閉めると個室となります。

キッチンの天板は御影石、洗い場はホーロ、仕上材は無垢のパイン集成材を使用しています。この集成材は米のりでくっついています。化学物質の接着剤ではないので安心です。

キッチンから脱衣、洗濯室に直接行くことができますので、家事動線はバッチリです。

和室の畳は和紙畳を使用しています。耐久性もあり防虫剤を使用しているイグサの畳は使用しません。

片流れのシンプルで控えめな建物ですが、存在感あります。
常滑市の海の見える高台にあります。お施主様がこだわった大きな土間と片流れの屋根が特徴です。