収納は「横」だけじゃない!ロフト・中階・床下・可動収納を上手に使う家づくりの考え方

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収納は「横」だけじゃない!ロフト・中階・床下・可動収納を上手に使う家づくりの考え方

2026/02/28

先回は収納は「量」より「配置」が大事というお話をしました。使う場所のそばに収納があるかどうかで、片付けやすさがまったく違います。

今日はその続きで、もう少し踏み込んだ収納の話をしたいと思います。テーマは「縦方向+動く収納」です。

家の収納って、ついウォークインクローゼットや壁面の棚など「床の上の収納」のことばかり考えがちです。でも実は、家にはロフト・中階・床下という「縦方向のスペース」を活かす方法と、可動収納という「動かせる収納」の考え方があって、うまく計画するとびっくりするほど収納力と使いやすさがアップします。

家づくりをお考えの方、参考にしてください。

そもそも「縦の収納」って何?

一般的な収納といえば、壁沿いの棚やクローゼット、パントリーなど、床から天井の高さまでの空間を使うものがほとんどです。

「縦の収納」はそれとは少し違って、家の構造そのものを活かして空間をつくる考え方です。たとえば天井の上、床の下、1階と2階のあいだ…一見「空間のすき間」に見えるところを、しっかり使えるスペースに変えてしまう方法です。

今日ご紹介するのはこの4種類です。

・ロフト収納(天井を活かす)
・中階収納・スキップフロア収納(床の高さをずらして使う)
・床下収納(床の下を使う)
・可動収納(動かせる収納で空間を変える)

それぞれに「向いているもの」と「注意点」があります。順番に見ていきましょう!

① ロフト収納

ロフトといえば「寝るための秘密基地」というイメージがある方も多いかもしれません(笑)。もちろんそういう使い方も素敵ですが、収納スペースとしても非常に優秀です。

ロフトが向いているのは、普段あまり使わない季節もの・思い出の品です。キャンプ道具、スキー用品、クリスマスツリー、雛人形や五月人形、子どもの作品や卒業アルバムなど、年に数回しか出し入れしないものを収めるのにぴったりです。

何といっても最大のメリットは「居住スペースを圧迫しない」こと。天井の高さを活かしてスペースをつくるので、床面積に影響しません。特に平屋での家づくりでは、ロフトをうまく使うことで暮らしにゆとりが生まれます。

弊社でも平屋の施工事例でロフトをご提案することがよくあります。「平屋は収納が心配…」とおっしゃるお客様にロフトを見ていただくと、たいてい「これで安心!」と喜んでいただけます。

ただし注意点もあります。ロフトへの上り下りにははしごや階段が必要なので、重いものを持ってよじ登るのは正直ちょっと大変です(笑)。「頻繁に出し入れするもの」には向きません。あくまで「たまにしか使わないもの専用」と割り切って使うのがコツです。

また建築基準法上、ロフトは「小屋裏収納」として扱われる場合が多く、天井高さ1.4m以下・床面積が直下の部屋の1/2以下などのルールがあります。設計段階でしっかり確認が必要です。

夏場はロフトに熱がこもりやすいという点も覚えておいてください。断熱・換気計画をちゃんとやっておかないと、しまっているものが熱でダメージを受けることもあります。自然素材の家では断熱性能にもこだわっているので、この点も含めて一緒に考えられると思います。

ロフト収納 まとめ
向いているもの:季節もの・キャンプ道具・思い出の品・年に数回しか使わないもの
メリット:床面積を使わない/平屋でも収納力アップ
注意点:頻繁な出し入れには不向き/断熱・換気設計が重要

② 中階収納(スキップフロア収納)

中階収納、別名スキップフロア収納は、少しマニアックに聞こえるかもしれませんが、最近じわじわ人気が出てきています。

どういうものかというと、1階と2階の「中間」に床を設けて収納スペースをつくる方法です。たとえばリビングの床を少し上げてその下に収納を設けたり、階段の踊り場の高さに収納棚を組み込んだりします。家の構造を立体的に使う、なかなかおもしろい考え方です。

向いているのは、本や書類、子どもの学用品、趣味のコレクションなど「見えてもいいけどリビングにゴチャゴチャ置きたくないもの」です。半分見せる収納として使えるので、インテリアの一部にもなります。

メリットは、デッドスペースになりがちな「階と階の間の空間」を有効活用できること。それから、床の高さに変化がつくことで空間にリズムが生まれ、見た目にも楽しい家になります。子どもにとっては「ちょっと特別な場所」みたいな感じになるので、秘密基地感を楽しんでいる子も多いですよ(笑)。


注意点としては、設計の段階からしっかり組み込む必要があるということ。後から「やっぱり中階収納が欲しい」と言っても、構造上難しい場合がほとんどです。間取りを考える段階で「スキップフロアを入れるかどうか」を決めるのが大切です。

また、床の高さが変わることでバリアフリー面での配慮が必要になる場合もあります。将来のことも含めて設計士と一緒に考えてもらうのがおすすめです。

**中階収納 まとめ**
向いているもの:本・趣味のもの・子どもの学用品・見せてもいい収納
メリット:デッドスペースの活用/空間にリズムが生まれる
注意点:設計段階から計画が必要/バリアフリーへの配慮も忘れずに

 ③ 床下収納

床下収納は「昔ながらの和室にある点検口みたいなもの?」とイメージされる方も多いと思います。確かに昔ながらの収納といえばそうなのですが、最近は設計の工夫でかなり使いやすくなっています。

一般的な床下収納は、キッチンや洗面所の床にハッチ(ふた)を設けて、その下のスペースを使うタイプです。一方、最近増えているのが「床下収納庫」として床下全体を大きく活用するタイプ。地面から基礎の高さまで(おおむね30〜50cm程度)のスペースを使って、かなりの量のものをしまうことができます。

向いているのは、お米や缶詰などの食品ストック、非常食・防災グッズ、使用頻度が低い調理器具などです。床下は1年を通じて温度・湿度が安定しているので、食品の保存にも向いています。また防災備蓄の保管場所として活用されるお客様も増えています。

メリットは「床面積をまったく使わない」という点では最強の収納です(笑)。リビングにも廊下にも影響せず、空間をスッキリ保ちながら収納力を確保できます。

注意点は湿気です。床下は地面に近いため、断熱・防湿処理が不十分だとカビや結露が発生しやすくなります。特に知多半島エリアは海に近く湿度が高い日も多いので、床下の湿気対策はとても重要です。自然素材の家では基礎断熱や調湿素材を使った床下環境にこだわっているので、この点はしっかりご相談ください。

また、アクセスのしやすさも考えておく必要があります。重いものを頻繁に出し入れするには少し不便な面もあるので、「奥にしまっておくストック品専用」と使い方を絞るのが長続きするコツです。

床下収納 まとめ
向いているもの:食品ストック・防災備蓄・季節の調理器具
メリット:床面積を一切使わない/温度・湿度が安定
注意点:湿気対策が最重要/頻繁な出し入れには不向き

④ 可動収納

最後に、少し視点を変えて「可動収納」のお話をします。

可動収納とは、固定された棚や造作収納ではなく、動かせる家具や収納ユニットを組み合わせて使う考え方です。キャスター付きのワゴン、可動式の棚板、スライドする収納ユニットなどが代表例です。

「そんなの普通の家具じゃないの?」と思われるかもしれませんが(笑)、家づくりの段階から「可動収納を使うこと」を前提に設計することで、ぐっと使いやすさが増します。

たとえばリビングの壁一面をフラットな造り付け収納にして、中の棚板だけを動かせるようにしておくと、子どもの成長や生活スタイルの変化に合わせて自由に使い方を変えられます。子どもが小さいうちはおもちゃ収納、大きくなれば本棚や学用品収納へ。引っ越しや模様替えのたびに家具を買い替えなくていいので、長い目で見るとコスト面でも賢い選択です。

また、間仕切りとして使える可動収納も人気です。部屋の中に収納棚を置いて、空間を緩やかに仕切る使い方です。壁を作ってしまうよりも柔軟に空間を変えられるので、子どもが独立した後に部屋の使い方を変えたいというご家庭にもよく提案しています。

注意点としては、可動収納は「動かせる」ゆえに固定されていないため、地震対策が必要です。特に大きな家具は転倒防止の工夫をしっかり行ってください。また、あまり可動収納に頼りすぎると「ごちゃごちゃ感」が出てしまうことも。造り付け収納との組み合わせでバランスをとるのがおすすめです。


弊社では無垢材を使った造り付けの棚や可動棚をご提案することが多いです。無垢材の棚は、時間が経つほど味が出てきます。経年変化で色が深まって、まるで家具が家の一部になっていくようで、それがまた愛着につながるんですよね。

可動収納 まとめ
向いているもの:ライフスタイルが変わりやすい家庭/子どもの成長に合わせたい方
メリット:使い方を自由に変えられる/空間の間仕切りとしても活用可能
注意点:地震対策必須/造り付け収納とのバランスが大切

4種類の収納 どれを選ぶ?

ここまで4種類の収納をご紹介しましたが、「どれが一番いいの?」というご質問をよく受けます。答えはシンプルで、どれかひとつではなく組み合わせることが大切です。

よく使うものは動線上の収納へ。たまにしか使わないものはロフトや床下へ。ライフスタイルが変わりやすい場所には可動収納を。そして構造的に面白い提案をしたい場合は中階収納も選択肢に。こうやってそれぞれの特性を活かして組み合わせることで、暮らしやすさが格段にアップします。

収納の計画は、間取りと同じくらい大切な設計の一部です。「後から何とかなる」と後回しにすると、住んでみてから「ここに収納があれば…」と後悔することになりかねません。家づくりの早い段階から収納の使い方を一緒に考えることで、長く快適に暮らせる家になります。

知多半島・常滑市で自然素材の家を建てるなら

エスサイクル設計では、知多半島・常滑市を中心に、無添加住宅・自然素材の家を手がけています。収納の棚板や壁にも自然素材を使うことで、「押し入れを開けると木のいい匂いがする」「湿気っぽくならない」というお声をたくさんいただいています。

収納の計画も間取りも、「この家でどんなふうに暮らしたいか」からご一緒に考えます。「うちの場合はどんな収納が合っているんだろう?」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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ではまた!

 

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